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特集 心不全の心臓リハビリテーションUp To Date
7 心不全患者のサルコペニア対策
Prevention and Treatment of Sarcopenia in Patients with Heart Failure
安 隆則
1
,
田村 由馬
2
Takanori Yasu
1
,
Yuma Tamura
2
1獨協医科大学日光医療センター心臓・血管・腎臓内科
2獨協医科大学日光医療センターリハビリテーション部
キーワード:
栄養
,
骨格筋
,
サルコペニア
,
心不全
,
レジスタンストレーニング
Keyword:
栄養
,
骨格筋
,
サルコペニア
,
心不全
,
レジスタンストレーニング
pp.1155-1161
発行日 2020年12月18日
Published Date 2020/12/18
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- 参考文献 Reference
要旨 心不全におけるサルコペニアは,独立した予後予測因子である.心臓リハビリテーション導入時には適切に評価することがきわめて重要である.転倒リスク,体組成,握力,歩行や運動の程度と疲労感,関節痛や運動機能障害の存在,認知機能障害,ADL評価,栄養状態の評価を行う.リハビリテーション治療の進行に応じて,Short Physical Performance Battery(SPPB),6分間歩行試験,膝伸展筋力,超音波による骨格筋評価,下肢周囲計,心肺運動負荷試験を行う.介入アプローチにおける2つの柱は筋強化をめざす積極的栄養管理とレジスタンス+有酸素運動である.
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