Japanese
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教育講座
慢性心不全のリハビリテーション
Rehabilitation for Patients with Chronic Heart Failure
牧田 茂
1
Shigeru Makita
1
1埼玉医科大学国際医療センター心臓リハビリテーション科
キーワード:
慢性心不全
,
運動療法
,
疾病管理
,
心肺運動負荷試験
,
予防
Keyword:
慢性心不全
,
運動療法
,
疾病管理
,
心肺運動負荷試験
,
予防
pp.226-231
発行日 2017年3月18日
Published Date 2017/3/18
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- 参考文献 Reference
はじめに
心臓リハビリテーションの対象疾患について,かつては低心機能を有する慢性心不全(chronic heart failure:CHF)患者は,運動療法のリスクが高いということで適応から除外されていた.しかし,デコンディショニング予防という視点から,1980年代にはCHF患者に運動療法を安全に実施でき,しかもトレーニング後明らかな運動耐容能の増加がみられたとする報告が続いた1, 2).これらの報告では,運動療法によって心機能は悪化も改善も示さなかったのだが,以後CHF患者に対する運動療法が安全かつ有効であるとする報告は,1990年代より多くみられるようになってきた.最近では,トレーニング効果に対する機序を解明する論文や大規模多施設共同研究による予後改善に関する報告がみられるようになっており,さらに心不全の疾病管理の重要性を述べる論文もみられている.
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