Japanese
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特集 関節リウマチ
2 薬物治療の変遷と最近の動向
Changes and Recent Trends in Drug Therapy for Rheumatoid Arthritis
前田 眞治
1
Masaharu Maeda
1
1国際医療福祉大学大学院リハビリテーション学分野
キーワード:
薬物治療
,
生物学的製剤
,
JAK阻害薬
,
作用メカニズム
,
経済的負担
Keyword:
薬物治療
,
生物学的製剤
,
JAK阻害薬
,
作用メカニズム
,
経済的負担
pp.1011-1016
発行日 2020年11月18日
Published Date 2020/11/18
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- 参考文献 Reference
要旨 関節リウマチ(RA)の薬物療法は近年,劇的な変化を遂げている.かつての痛みを軽減するNSAIDsの治療から,免疫力や炎症を抑えるステロイド,抗リウマチ薬へと時代とともに変遷している.1999年に現在基本的治療薬として用いられているメトトレキサートが承認され,2003年から生物学的製剤が注射製剤で登場し劇的な変化をもたらした.さらに,2013年にはJAK阻害薬が経口製剤として登場している.現在,生物学的製剤11剤+JAK阻害薬4剤と治療の選択肢が多様になり,多くの患者が寛解導入可能になっている.生物学的製剤やJAK阻害薬の作用メカニズムを知ることでより有効な薬物処方ができるものと思われ,その作用メカニズムと薬物投与例も提示した.
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