特集 その知見は臨床を変える?—エキスパートが解説! 内科における最新論文
膠原病と類縁疾患
関節リウマチの最新治療
安田 卓矢
1
,
萩野 昇
1
1帝京大学ちば総合医療センター血液・リウマチ内科
キーワード:
オゾラリズマブ
,
メトトレキサート皮下注製剤
,
生物学的製剤
,
JAK阻害薬
Keyword:
オゾラリズマブ
,
メトトレキサート皮下注製剤
,
生物学的製剤
,
JAK阻害薬
pp.131-135
発行日 2024年1月10日
Published Date 2024/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229382
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Point
◎関節リウマチの治療目標は速やかな臨床的寛解達成であり,禁忌事項のほかに年齢・腎機能・肺合併症を考慮してメトトレキサート(MTX)の適応の有無と開始量を判断する.
◎オゾラリズマブは日本初のナノボディー製剤であり,速やかな効果発現が期待できるが,安全性については慎重に判断する必要がある.
◎MTXの皮下注射製剤は,経口薬に比べて嘔気などの消化器症状が少なく,生物学的製剤/JAK阻害薬に比べ安価である.
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