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特集 障害受容・適応再考
2 「新しい自分」を見つける「患者の旅路」
“Patient Journey” to Find “New Me”
細田 満和子
1
Miwako Hosoda
1
1星槎大学大学院
キーワード:
患者の旅路
,
脳卒中
,
出会い
,
変容
,
新しい自分
Keyword:
患者の旅路
,
脳卒中
,
出会い
,
変容
,
新しい自分
pp.898-903
発行日 2020年10月16日
Published Date 2020/10/16
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 近年,人が病気と共に生きる過程を「患者の旅路(patient journey)」として捉える考え方が提唱されている.これは,病気の診断・告知から治療,生活の再建,終末期に至るまでを,医療者や家族や職場や地域とのかかわりなどを組み込んだ旅にたとえたもので,医療社会学における「病いの経験(illness experience)」という概念や,クラインマンによる「病いの語り(illness narratives)」に近いものである.本稿では,脳卒中になった方々の,発症に始まり,「元の自分ではなくなった」と感じる絶望,「出会い」や「変容」によって希望に向かう「新しい自分」を見出すまでの過程を「旅路」と捉え,患者の経験を理解していく.
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