巻頭言
腎臓病学を歩む人生の旅路
漆原 真樹
1
1徳島大学大学院医歯薬学研究部 小児科学
pp.453-454
発行日 2022年10月25日
Published Date 2022/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000311
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病気の子どもの治療がしたいという一般的な理由で地元の医学部に進学し,卒業後も母校の小児科に入局しました。当時の黒田泰弘教授が学問としての「小児科学」の重要性を強調されたお考えに共鳴した記憶があります。小児科のなかで腎臓をサブスペシャリティに決めてから指導教官として講師をされていた香美祥二先生(前 徳島大学小児科教授,現 徳島大学病院長)に国内外の学会に誘われて参加し,腎臓病学の無限にひろがる奥深さ,また尽きない魅力に衝撃を受けました。その時に「どこまでやれるかわからないけれど,自分の力を信じてできるところまでやってみよう」と腎臓病の勉強を深く掘り下げる決意をしました。その行程でのたくさんの方との幸運な出会いに心から感謝しています。
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