Japanese
English
特集 ロボットリハビリテーション治療up date
4 脊髄損傷者の歩行機能改善のためのリハビリテーション治療—臨床におけるロボティクス活用の意義
Clinical Importance of Robotic Gait Rehabilitation for Locomotor Function in Individuals with Spinal Cord Injury
河島 則天
1,2
,
愛知 諒
2
,
緒方 徹
2
Noritaka Kawashima
1,2
,
Ryo Aichi
2
,
Toru Ogata
2
1国立障害者リハビリテーションセンター研究所運動機能系障害研究部
2国立障害者リハビリテーションセンター病院再生医療リハビリテーション室
キーワード:
歩行リハビリテーション
,
神経可塑性
,
Hebbの法則
,
中枢パターン発生器
,
再生医療
Keyword:
歩行リハビリテーション
,
神経可塑性
,
Hebbの法則
,
中枢パターン発生器
,
再生医療
pp.399-403
発行日 2020年5月18日
Published Date 2020/5/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 神経可塑性(plasticity)は機能改善や運動学習の根本原理であり,リハビリテーション臨床ではこの原理理解に基づいた動作様式や介入手法の選択,プロトコルの構築を行うことが重要である.本稿では脊髄損傷者の歩行機能改善をトピックとして,リハビリテーション領域におけるロボティクス活用の意義を概説する.前半は神経可塑性の原理や歩行の神経制御を整理したうえで,ロボットによる身体動作の補助や繰り返しの動作反復がもたらす意義と効果を解説する.後半は脊髄損傷者に対する歩行リハビリテーションの実践例を挙げ,ロボティクス活用によって想定される利点や課題について述べる.
Copyright © 2020, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.