Japanese
English
特集 歩行再建への挑戦
1 急性期における早期より取り組む歩行再建—脳卒中患者について
Reconstruction of Independent Walking from Acute Phase of Stroke
高橋 秀寿
1
,
中里 康子
1
Hidetoshi Takahashi
1
,
Yasuko Nakazato
1
1埼玉医科大学国際医療センター運動・呼吸器リハビリテーション科
キーワード:
脳卒中
,
下肢麻痺
,
体重免荷トレッドミル歩行訓練
,
中枢パターン発生器
,
central pattern generator
Keyword:
脳卒中
,
下肢麻痺
,
体重免荷トレッドミル歩行訓練
,
中枢パターン発生器
,
central pattern generator
pp.6-11
発行日 2016年1月18日
Published Date 2016/1/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 急性期脳卒中患者の下肢麻痺に対するリハビリテーションを行う場合,早期からの長下肢装具や体重免荷トレッドミルなどを用いた立位歩行訓練を行うことで,機能障害としての麻痺の改善,歩行機能の改善だけでなく,日常生活動作の自立度の改善,心臓血管フィットネスの改善にも,有意に寄与することが報告されている.この歩行機能改善のメカニズムとして,筋電図を用いた報告でも,重度の下肢麻痺患者で立ち上がり動作でみられなかった下肢筋の筋放電が,歩行動作時のみに認められることから,脊髄に内在する中枢パターン発生器(CPG:central pattern generator)の関与が有力視されている.
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