Japanese
English
特集 脳腫瘍
5 脳腫瘍患者と回復期リハビリテーション病棟
The Management of Brain Tumor Patients in Kaifukuki (Convalescent) Rehabilitation Ward
長谷川 雄紀
1,2
,
岡本 隆嗣
1,2
,
安東 誠一
1
,
前城 朝英
1
,
安保 雅博
2
Yuki Hasegawa
1,2
,
Takatsugu Okamoto
1,2
,
Seiichi Ando
1
,
Tomohide Maeshiro
1
,
Masahiro Abo
2
1西広島リハビリテーション病院
2東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座
キーワード:
脳腫瘍
,
回復期リハビリテーション病棟
,
合併症管理
,
病院間連携
,
退院後支援
Keyword:
脳腫瘍
,
回復期リハビリテーション病棟
,
合併症管理
,
病院間連携
,
退院後支援
pp.623-629
発行日 2019年8月16日
Published Date 2019/8/16
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 脳腫瘍はさまざまな機能障害を引き起こし日常の活動や参加を制限する.脳血管疾患などと同様にリハビリテーション医療の役割の重要性は認識されているが,回復期リハビリテーションにおける入院管理の検討は不十分である.過去の報告や当院に入院した脳腫瘍患者に関するデータをもとに回復期リハビリテーション病棟における留意点や対応の検討を行った.良性の髄膜腫が多く,全体として入院リハビリテーション治療での有意な機能的改善を認めたが,合併症の治療や検査で急性期病院への転院を要することがあった.機能や生命の予後を考慮した入院リハビリテーション治療だけでなく,検査や合併症,後療法日数の管理などで急性期病院との連携や退院後支援を含めた包括的リハビリテーション医療体制の構築が望まれる.
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