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特集 不登校のリハビリテーション医療・支援
7 特別支援教育と不登校問題—9〜10歳の発達の節目
Special Needs Education and School Attendance Problem : Developmental Turning Point at the Age of 9 or 10
三木 裕和
1,2
Hirokazu Miki
1,2
1鳥取大学地域学部地域学科
2鳥取大学附属特別支援学校
キーワード:
特別支援教育
,
不登校
,
9〜10歳の発達の節目
Keyword:
特別支援教育
,
不登校
,
9〜10歳の発達の節目
pp.476-480
発行日 2019年6月18日
Published Date 2019/6/18
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要旨 不登校問題を9〜10歳の発達の質的転換期を視野に,障害との関連を念頭に置いて教育学的に検討した.この質的転換期には抽象的論理的思考が獲得され,学習活動だけでなく,実行機能などにも変化が現れるが,この発達課題が不登校問題と関連している.「社会性の学習」や「ほめて育てる」ことは,ときに不適応行動を招くことがあり,教育方法としては慎重な吟味が必要だ.形成的自己評価をめざした学校教育が必要であり,文化,科学,芸術の習得と内面化を通しての自己変革が求められている.
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