Japanese
English
特集 不登校のリハビリテーション医療・支援
6 小児慢性疲労症候群—不登校と脳機能
Childhood Chronic Fatigue Syndrome : School Absenteeism and Brain Function
水野 敬
1,2,3,4
,
上土井 貴子
5
,
渡辺 恭良
1,2,4
Kei Mizuno
1,2,3,4
,
Takako Joudoi
5
,
Yasuyoshi Watanabe
1,2,4
1理化学研究所健康生き活き羅針盤リサーチコンプレックス推進プログラム健康計測解析チーム
2理化学研究所生命機能科学研究センター健康・病態科学研究チーム
3大阪市立大学大学院医学研究科疲労医学講座
4大阪市立大学健康科学イノベーションセンター
5熊本大学医学部附属病院小児科
キーワード:
fMRI
,
実行機能
,
前頭葉
,
線条体
,
ドパミン
Keyword:
fMRI
,
実行機能
,
前頭葉
,
線条体
,
ドパミン
pp.469-475
発行日 2019年6月18日
Published Date 2019/6/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 不登校児童生徒の約半数が該当するともいわれる小児慢性疲労症候群は,3カ月以上の持続的な疲労に悩まされる症候群であり,学校生活・日常生活を意欲的に送ることができず,軽作業でもすぐに疲労・倦怠感が増強される易疲労性と疲労回復機能の低下がみられる.本稿では,主に機能的磁気共鳴画像法(functional magnetic resonance imaging:fMRI)の脳機能イメージング法を用いて,小児慢性疲労症候群患児の高次脳機能である実行機能のうちの注意制御機能の低下,易疲労性および報酬知覚に伴う意欲低下の神経基盤解明に迫る研究成果について概説する.
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