JARM NEWS【REPORT】
日本サルコペニア・フレイル学会大会/日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会
百崎 良
1
,
海老原 覚
2
1帝京大学医学部附属溝口病院リハビリテーション科
2東邦大学大学院医学研究科リハビリテーション医学講座
pp.332
発行日 2019年4月18日
Published Date 2019/4/18
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- 文献概要
第5回日本サルコペニア・フレイル学会大会が飯島勝矢(東京大学高齢社会総合研究機構 教授)大会長のもと,2018年11月10日(土)・11日(日)に御茶ノ水で開催されました.「フレイル研究のさらなる飛躍—From Bench to Community—」を学会テーマに,基礎から臨床,地域に至る最新の知見が集まり,サルコペニア・フレイルに対する運動療法や栄養管理などに関する熱い議論がなされました.European Working Group on Sarcopenia in Older People(EWGSOP)のサルコペニア診断基準が改訂されたこと,また,サルコぺニア診療ガイドラインとフレイル診療ガイドが発刊されたこと,Global Leadership Initiative on Malnutrition(GLIM)の低栄養診断基準が発表されたこと,サルコペニア・フレイル指導士制度が始まったことなどが大きなトピックであったと感じました.来年にはAsian Working Group for Sarcopenia(AWGS)のサルコペニア診断基準が改訂されるそうです.1,000人を超える参加者があり,本領域に関する注目が高まっているのを感じました.多職種から構成される学術集会らしく,さまざまな立場からの意見を聞くことができ,大変学ぶことが多かったです.次回,第6回大会は,2019年11月9日(土)・10日(日)に新潟・朱鷺メッセで開催予定です.
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