日本臨床神経生理学会学術大会／日本サルコペニア・フレイル学会大会

　2019年11月28日（木）〜30日（土）の3日間，第49回日本臨床神経生理学会学術大会および第56回日本臨床神経生理学会技術講習会が矢部博興大会長（福島県立医科大学医学部神経精神医学講座教授）のもと，ザ・セレクトン福島/コラッセふくしまで開催されました．今学会のテーマの「波形が織りなす神経科学の深遠—Bergerの夢とともに—」に相応しく，脳波・筋電図を中心とした神経生理学が現在の医学・医療に果たしてきた道のりを学べるとともに，最新の研究や治療への応用など，今後の展開まで多彩な講演が催されました．リハビリテーション科だけでなく，脳神経内科・精神医学・整形外科・脳神経外科などさまざまな分野の研究者が集う学際的な学会ということもあり，幅広い視点から活発な討論が繰り広げられました．特に，リハビリテーション医療の分野では，「Robot-based rehabilitation」の今と未来というシンポジウムにおいて，ロボット技術を活用したリハビリテーション治療の現状や活用方法について講演され，多くの聴講者が熱心に聞き入る姿が見受けられました．

　次回の第50回日本臨床神経生理学会学術大会および第57回日本臨床神経生理学会技術講習会は齋藤貴徳大会長のもと，2020年11月26日（木）〜28日（土）に国立京都国際会館において開催されます．