リハニュース【REPORT】
日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会/日本ボツリヌス治療学会学術大会
柴田 斉子
1
,
蜂須賀 明子
2
1藤田医科大学リハビリテーション医学Ⅰ講座
2産業医科大学若松病院リハビリテーション科
pp.1046
発行日 2018年12月18日
Published Date 2018/12/18
- 販売していません
- 文献概要
2018年9月8日(土)〜9日(日)の2日間,仙台国際センター,東北大学百周年記念会館川内萩ホールにて第24回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会が開催されました.
日本摂食嚥下リハビリテーション学会は海外との連携が深く,毎年たくさんの海外演者が,摂食嚥下障害の最新の知見を発表し,また日本の文化を楽しんでいただいています.今大会でも5名の著名な研究者による招聘講演がありました.Toronto大学のSteele先生から,VF側面像を用いた包括的な嚥下機能の評価法であるASPEKT(Analysis of Swallowing Physiology:Events, Kinematics and Timing)における健常者の結果が報告されました.これまでの膨大な研究結果に基づいてつくられており,今後の嚥下障害患者への展開が期待されました.また,Canterbury大学のHuckabee先生は,バイオフィードバックを用いたユニークな嚥下訓練の手法を紹介され,どうしたら患者をよくできるかという強い使命感と探究心に敬服し,新しい治療法の開発への期待が高まる内容でした.
Copyright © 2018, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.