Japanese
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特集 脳血管障害治療としての下肢装具と運動療法
8 慢性期脳卒中患者に対する痙縮治療と装具療法
Treatment for Spasticity and Rehabilitation with Orthosis for Stroke Survivors
勝谷 将史
1,2
,
道免 和久
2
Masashi Katsutani
1,2
,
Kazuhisa Domen
2
1西宮協立リハビリテーション病院リハビリテーション科
2兵庫医科大学リハビリテーション医学教室
キーワード:
脳卒中
,
痙縮
,
装具
,
生活期
,
連携
Keyword:
脳卒中
,
痙縮
,
装具
,
生活期
,
連携
pp.298-302
発行日 2019年4月18日
Published Date 2019/4/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 慢性期脳血管疾患の患者の多くは介護保険を中心としたリハビリテーションサービスを受給しており,医療保険によるリハビリテーション医療を受けることは難しい.そのため,装具の劣化,破損や痙縮の増悪による不適合などが生じても医療につながることなく,活動性の低下や痙縮のさらなる増悪により変形やスキントラブルなどに至るリスクがある.生活期脳卒中患者に対するボツリヌス治療では,ボツリヌス製剤の施注のみならず施注後の運動療法や機能変化に応じた装具の見直し,環境の設定などリハビリテーションプログラムと一体的に提供されることが重要であり.生活期の装具療法は地域との連携の中で展開されることが望ましい.
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