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特集 パーキンソン病
7 パーキンソン病の音声障害
Speech and Voice Disorders in Parkinson's Disease
前野 崇
1
,
織田 千尋
2
Takashi Maeno
1
,
Chihiro Oda
2
1国立障害者リハビリテーションセンター病院リハビリテーション科
2国立精神・神経医療研究センター病院身体リハビリテーション部
キーワード:
音声障害
,
構音障害
,
長期効果
,
般化
Keyword:
音声障害
,
構音障害
,
長期効果
,
般化
pp.209-212
発行日 2019年3月18日
Published Date 2019/3/18
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- 参考文献 Reference
要旨 パーキンソン病患者は発症初期から高率に音声・構音障害を生じる.音声・構音障害は運動症状の1つだが,小脳の機能や認知行動の歪みも関係している.投薬や手術,リハビリテーション治療が効きにくいとされてきた音声・構音障害に対して1980年代以降さまざまなリハビリテーション治療が考案されて効果をあげている.声量の大きさに着目したLSVT-LOUD®,意識することを目標にしたSPEAK OUT!®,装置による遅延フィードバックを用いたDAF(delayed auditory feedback)などである.今後はエビデンスの積み重ねと,訓練効果の長期化・般化に向けた工夫が期待される.
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