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特集 エビデンスに基づく経頭蓋磁気刺激(TMS)治療
8 パーキンソン病に対する磁気刺激治療
Magnetic Stimulation Therapy for Parkinson's Disease
濱田 雅
1
Masashi Hamada
1
1東京大学医学部附属病院神経内科
キーワード:
パーキンソン病
,
経頭蓋磁気刺激
,
可塑性
Keyword:
パーキンソン病
,
経頭蓋磁気刺激
,
可塑性
pp.44-47
発行日 2019年1月18日
Published Date 2019/1/18
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- 参考文献 Reference
要旨 経皮的磁気刺激または経頭蓋磁気刺激(transcranial magnetic stimulation:TMS)とはヒトの脳表層に位置する神経細胞を非侵襲的に刺激する方法である.TMSを反復させる反復経頭蓋磁気刺激(repetitive TMS:rTMS)を行うと,刺激終了後も効果が持続する神経可塑性を誘導できる.パーキンソン病では大脳皮質神経細胞興奮性の低下があると考えられるため,rTMSにより異常に低下した興奮性を回復させることで運動症状を改善させることが期待されている.rTMSによるパーキンソン病治療研究は数多くされており,中でも補足運動野に対するrTMSの有効性が期待されている.
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