特集 パーキンソン病の最新知見と効果的な理学療法
Topics
パーキンソン病に対する反復経頭蓋磁気刺激治療と理学療法
松﨑 英章
1
,
髙橋 真紀
2
Hideaki MATSUZAKI
1
,
Masanori TAKAHASHI
2
1医療法人相生会福岡みらい病院リハビリテーションセンター
2医療法人相生会福岡みらい病院リハビリテーション科
キーワード:
パーキンソン病
,
反復経頭蓋磁気刺激
Keyword:
パーキンソン病
,
反復経頭蓋磁気刺激
pp.1213-1214
発行日 2021年11月15日
Published Date 2021/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202483
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1.rTMS治療の原理
反復経頭蓋磁気刺激(repetitive transcranial magnetic stimulation:rTMS)治療は,非侵襲的な脳刺激でありながらも神経可塑性に基づく変化をもたらす新たな治療法として注目されている.TMSは,頭皮上に置いたコイル内へ高い電流を急速に流すことによって生じる磁場が起こす渦電流を用いて,直下の大脳皮質を刺激する方法である.rTMSは,このTMSを一定のリズムで反復することによって刺激終了後も長期的に持続する効果が得られる治療法である1,2).
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