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特集 エビデンスに基づく経頭蓋磁気刺激(TMS)治療
2 慢性期脳卒中後上肢麻痺におけるrTMSの適用
Therapeutic Application of rTMS for Chronic Upper Limb Hemiparesis
角田 亘
1,2
Wataru Kakuda
1,2
1国際医療福祉大学医学部リハビリテーション医学講座
2国際医療福祉大学市川病院リハビリテーション科
キーワード:
反復性経頭蓋磁気刺激
,
rTMS
,
脳卒中
,
上肢麻痺
,
脳の可塑性
,
機能的再構築
Keyword:
反復性経頭蓋磁気刺激
,
rTMS
,
脳卒中
,
上肢麻痺
,
脳の可塑性
,
機能的再構築
pp.11-16
発行日 2019年1月18日
Published Date 2019/1/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 慢性期脳卒中後上肢麻痺に対する反復性経頭蓋磁気刺激(rTMS)の有用性に関しては,病側大脳に対する高頻度rTMSと健側大脳に対する低頻度rTMSのいずれについても,すでに多くのエビデンスが存在する.一方で,rTMSをリハビリテーション訓練の効果が促進されるように脳の可塑性を高めるneural plasticity enhancerとして位置づけるコンセプトがある.われわれはこのコンセプトに則って,慢性期脳卒中後上肢麻痺を対象にrTMSと集中的作業療法との併用療法を行ってきている.今後は,慢性期脳卒中後上肢麻痺に対しては,より積極的にrTMSが適用されることを期待する.
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