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特集 エビデンスに基づく経頭蓋磁気刺激(TMS)治療
3 痙縮に対するTMSの効果とリハビリテーション治療
Effect of TMS and Rehabilitation Treatment on Spasticity
近藤 隆博
1
Takahiro Kondo
1
1医療法人共済会清水病院リハビリテーション課
キーワード:
痙縮
,
経頭蓋磁気刺激
,
シータバースト磁気刺激
,
末梢磁気刺激
,
リハビリテーション治療
Keyword:
痙縮
,
経頭蓋磁気刺激
,
シータバースト磁気刺激
,
末梢磁気刺激
,
リハビリテーション治療
pp.17-22
発行日 2019年1月18日
Published Date 2019/1/18
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 脳卒中後片麻痺患者に対する痙縮のマネジメントは非常に重要である.脳卒中によって上位運動ニューロンから脊髄への促通,抑制のバランスが崩れることによって,脊髄前核細胞が過剰な興奮状態となり痙縮が出現する.さらに,不動などにより筋紡錘感受性が高まることで痙縮が増悪する可能性がある.痙縮の治療として,従来の低頻度および高頻度rTMSをはじめ,シータバースト磁気刺激,末梢磁気刺激の有効性が期待されている.また,rTMSに併せて痙縮を有する四肢を積極的に動かすことによる抗痙縮が期待される.
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