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実践講座 上肢集中機能訓練はこう行っている!—訓練課題・自主トレーニング課題の紹介・4
rTMS療法—脳卒中後上肢機能障害に対する治療法
Repetitive transcranial magnetic stimulation therapy:treatment for upper limb hemiparesis after stroke
田中 智子
1
,
安保 雅博
2
Tomoko Tanaka
1
,
Masahiro Abo
2
1東京慈恵会医科大学附属病院リハビリテーション科
2東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座
1Department of Rehabilitation, The Jikei University Hospital
キーワード:
rTMS
,
集中的作業療法
,
段階づけ
,
自主トレーニング指導
Keyword:
rTMS
,
集中的作業療法
,
段階づけ
,
自主トレーニング指導
pp.1077-1083
発行日 2016年12月10日
Published Date 2016/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200791
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rTMS
経頭蓋磁気刺激(transcranial magnetic stimulation;TMS)は,大脳皮質神経細胞を非侵襲的,無痛性に刺激する方法であり,磁場により渦電流を生じさせ,経頭蓋的に大脳皮質を刺激する.TMSが大脳皮質に与える影響に関しては多くの報告があるが,TMSは反復性TMS(repetitive TMS;rTMS)として連続した磁気刺激を与える場合,5Hz以上の高頻度rTMSは大脳局所の興奮性を増加させるのに対して,1Hz以下の低頻度rTMSは局所の神経活動に対して抑制的に働く.
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