Japanese
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特集 切断とリハビリテーション医学
5 電動義手の現状と将来展望
Current Status and Views on the Future of Myoelectric Prosthesis
陳 隆明
1
Takaaki Chin
1
1兵庫県立総合リハビリテーションセンター
キーワード:
上肢切断者
,
筋電義手
,
機能改善
,
機能代償
,
公的支給制度
Keyword:
上肢切断者
,
筋電義手
,
機能改善
,
機能代償
,
公的支給制度
pp.394-399
発行日 2018年5月18日
Published Date 2018/5/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 日本の筋電義手の普及状態を欧米諸国と比較すると,欧米ではすでに広く普及している筋電義手でさえも,日本では臨床の現場に十分に取り入れられていないのが現状である.筋電義手は職業復帰の可能性を大きくする強力な手段である.筋電義手が個人に支給されるための要件は,“筋電義手をよく使いこなしていること”である.しかし,筋電義手を使いこなすための訓練用筋電義手は公的保険の適用とはなっていない.きわめて矛盾した現状が存在する.今後は筋電義手を医療機関における機能改善の通常のリハビリテーション治療手段として定着させることがまず大切である.
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