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特集 小児リハビリテーション—その歴史と各疾患への対応,未来への展望について—
7 筋電義手を利用した小児リハビリテーション
Rehabilitation Using Myoelectric Hand in Infants with Upper Limb Defficiency
陳 隆明
1
Takaaki Chin
1
1兵庫県立リハビリテーション中央病院リハビリテーション科
キーワード:
小児
,
筋電義手
,
リハビリテーション
,
先天性上肢欠損
,
公的支援制度
Keyword:
小児
,
筋電義手
,
リハビリテーション
,
先天性上肢欠損
,
公的支援制度
pp.379-384
発行日 2016年5月18日
Published Date 2016/5/18
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- サイト内被引用 Cited by
要旨 欧米では広く市民権を得て普及している成人の筋電義手において,ようやく日本で普及の兆しが見え始めている段階である.小児の筋電義手普及は成人と比べてほど遠く,医学の歴史から忘れ去られたかのようである.筋電義手を使用することによる大きな利点の1つは,児の両手動作が促進されることである.このことによって,片手では不可能な動作やすることを諦めていた動作を遂行できる可能性がもたらされる.筋電義手を「使うことができる」と普段の生活で「使う」は大きな隔たりがある.児が年長期,さらには思春期,成人期へと切れ目なく筋電義手を使用していくことは容易ではない.いかにわれわれ医療機関が支援できるかが大きな課題である.
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