Japanese
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増大特集 リハビリテーションQ&A
Ⅶ 切断
46.義手
Concerning upper-limb prosthesis.
陳 隆明
1
Takaaki Chin
1
1兵庫県立リハビリテーション中央病院ロボットリハビリテーションセンター,リハビリテーション科兼整形外科
1Hyogo Rehabilitation Center, Robot Rehabilitation Center
キーワード:
上肢切断
,
能動義手
,
筋電義手
,
ADL
,
骨格構造
Keyword:
上肢切断
,
能動義手
,
筋電義手
,
ADL
,
骨格構造
pp.699-703
発行日 2012年5月10日
Published Date 2012/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102522
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Q1 義手にはどのような種類があるのか?
義手の基本構造は殻構造が一般的である.甲殻類のような外見であると同時に,機械的強度をその外側の殻で担い,さらに外観も整えるものである(図1).
機能的には装飾義手,能動義手,作業用義手,そして電動義手に大別される.装飾義手は見た目だけを補完することのみを目的に作製されたものであると思われがちである.事実,今日では見た目の素晴らしいシリコン製のものが広く普及しており,多くの切断者に好評である(図2).見た目の素晴らしさに加えて,指関節機構を有し,指の形状を他動的に自由に変えられる装飾ハンド「パッシブハンド」も利用可能である.装飾義手は物体を押さえたり,引っ掛けたり,健側手とともに何かを保持したりすることを可能とし,きわめて限定的ではあるが日常生活動作(activities of daily living;ADL)上の一助となりうる.
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