Japanese
English
教育講座
リハビリテーション医学における動作解析
Motion Analysis in Rehabilitation
小林 龍生
1
Tatsuo Kobayashi
1
1防衛医科大学校病院リハビリテーション部
キーワード:
動作解析
,
筋骨格モデル
,
筋力
,
関節間力
,
前十字靱帯
Keyword:
動作解析
,
筋骨格モデル
,
筋力
,
関節間力
,
前十字靱帯
pp.152-158
発行日 2018年2月16日
Published Date 2018/2/16
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
リハビリテーション医学の領域で用いられる評価・研究方法の中で,動作解析は主要な方法の1つです.動作解析は動作自体の変化を記録・解析する運動学(kinematics)と運動に伴う力の変化を記録・解析する動力学(kinetics)があります.私は1999年に英国Leeds大学に留学して以来,kinetics,その中でも筋骨格モデルによる解析を用いてきましたが,非侵襲的に被験者の筋力や関節間力を解析できる有用な方法である一方,筋骨格モデルを用いた解析では,手法上の限界もわきまえて解析結果を理解することが必要だと感じています.英国で行った研究は内容的には拙いもので学会誌に載せるほどのものではありませんが,私の研究過程を示すことが筋骨格モデルを理解していただくために役立つと思いましたので,あえてその内容も最初に触れて紹介していきたいと思います.
Copyright © 2018, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.