発行日 2007年4月1日
Published Date 2007/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2007153035
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
膝前十字靱帯損傷に対し膝屈筋腱を用いた二重束再建を行い抜釘したスポーツ選手患者109例(男性44例、女性65例、平均年齢24.1歳)を対象として走行能力に関するアンケート調査を実施し、有効回答数48例(回収率44%)における筋力回復とスポーツ復帰の関係を検討した。全例が走行可能であり、走行可能となるまでの期間は平均10.4ヵ月であった。このうち39例は全力疾走可能で、22例はスポーツ完全復帰していた。また、走行可能時の開放的運動連鎖伸展健患比は80.7%、閉鎖的運動連鎖健患比は91.8%で、完全復帰時のそれぞれ88.2%、97.8%と比較して有意差を認めた。
©Nankodo Co., Ltd., 2007