リハニュース【Topics】
脳卒中ガイドラインからみた装具療法や医療機器使用に関する指針
浅見 豊子
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1佐賀大学医学部附属病院リハビリテーション科
pp.315-316
発行日 2017年4月18日
Published Date 2017/4/18
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はじめに
診療ガイドラインとは「医療者と患者が特定の臨床場面で適切な決断を下せるように支援する目的で,体系的な方法に則って作成された文章」1),あるいは「エビデンスの系統的レビューに基づき,患者ケアの最適化を目的とする推奨を含む文章」2)と定義されている.
そして,「質の高い医療の実現を目指して,患者と医療者の双方を支援するために,診療ガイドラインと関連情報を提供すること」を目標としているのが医療情報サービスMinds(マインズ,Medical Information Network Distribution Service)である3).質の高い医療はリハビリテーションにおいてもしかりであり,リハビリテーションの中の装具療法や医療機器使用にもガイドラインの必要性を感じる.しかし,装具療法や医療機器使用についてまとめられたガイドラインはないために,現状では,疾患別ガイドラインからその情報を得ることになる.今回,2015年6月に発刊された「脳卒中治療ガイドライン2015」より,脳卒中のリハビリテーションにおける装具療法や医療機器使用に関連した部分を取り上げて概説する.
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