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特集 神経生理学的手法の応用—実践と可能性—
8 近赤外分光法(NIRS)のリハビリテーションへの応用
Near Infrared Spectroscopy (NIRS) in Rehabilitation Medicine
三原 雅史
1,2
Masahito Mihara
1,2
1大阪大学国際医工情報センター臨床神経医工学
2大阪大学医学系研究科神経内科学
キーワード:
近赤外分光法
,
NIRS
,
リハビリテーション
,
ニューロフィードバック
,
ニューロモジュレーション
,
運動想像
Keyword:
近赤外分光法
,
NIRS
,
リハビリテーション
,
ニューロフィードバック
,
ニューロモジュレーション
,
運動想像
pp.471-478
発行日 2016年6月18日
Published Date 2016/6/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 非侵襲的脳機能画像技術の1つである,近赤外分光法(near infrared spectroscopy,以下NIRS)は近赤外領域の光が骨や皮下組織などに対して高い透過性を有する特徴を生かして,比較的簡便な装置で大脳皮質の神経活動を評価することのできる機能的脳画像技術の1つである.NIRSは脳損傷後の神経機能再構成の評価や立位歩行中の脳活動測定など,リハビリテーション分野への応用が進められているが,得られた信号を被験者に提示するニューロフィードバック技術と組み合わせることで,脳活動を変化させるニューロモジュレーション技術として,治療的な介入にも応用することが可能であり,今後の臨床応用が期待される.
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