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特集 リハビリテーション科専門医のロールモデルとリハビリテーションのエビデンス
4 脳卒中データベースからみたリハビリテーション科専門医関与のアウトカムと今後の解析に向けての展望
Contribution of Japanese Board-certificated Physiatrists to Acute Stroke Patients Based on the Japan Rehabilitation Database and Perspectives to Future Analysis for Rehabilitation Outcome
青柳 陽一郎
1
,
才藤 栄一
1
Yoichiro Aoyagi
1
,
Eiichi Saitoh
1
1藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学I講座
キーワード:
リハビリテーション科専門医
,
FIM
,
functional independence measure
,
日本リハビリテーション・データベース
,
エビデンス
,
脳卒中急性期
Keyword:
リハビリテーション科専門医
,
FIM
,
functional independence measure
,
日本リハビリテーション・データベース
,
エビデンス
,
脳卒中急性期
pp.207-210
発行日 2016年3月18日
Published Date 2016/3/18
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要旨 超高齢社会の到来とともにリハビリテーション(以下,リハ)科専門医のニーズは高まっている.しかし,リハ医療に対する専門医の貢献度を目にみえる形で示しているとは必ずしも言いにくい.リハ科専門医が関与する治療効果のアウトプットが不足していることが一因であると考えられる.本稿の前半では,リハ科医師関与のアウトカムを検討することを目的に日本リハ・データベース(Japan Rehabilitation Database,以下JRD)の脳卒中急性期患者の登録データを解析した結果のアウトラインを示した.専門医が関与する脳卒中急性期患者は,主治医・コンサルタント医いずれにおいても,FIM総得点変化が大きいことが示された.本稿の後半ではJRDを用いたこれまでの脳卒中研究のいくつかを紹介し,データベースの有用性や限界,今後の解析に向けての展望に触れる.
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