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特集 回復期リハビリテーション医療からの発信
1 回復期リハビリテーション医療におけるエビデンス構築に向けて—データベース構築と活用
Toward the Construction of Evidence-based Medicine in Comprehensive Rehabilitation Wards : Construction and Utilization of Database
白石 成明
1
,
近藤 克則
2,3
Naruaki Shiraishi
1
,
Katsunori Kondo
2,3
1日本福祉大学健康科学部
2千葉大学予防医学センター
3国立長寿医療研究センター老年学・社会科学研究センター
キーワード:
エビデンス
,
データベース
,
多施設共同
,
日本リハビリテーション・データベース
Keyword:
エビデンス
,
データベース
,
多施設共同
,
日本リハビリテーション・データベース
pp.286-291
発行日 2018年4月18日
Published Date 2018/4/18
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- 参考文献 Reference
要旨 リハビリテーション医療にもエビデンスに基づく医療(EBM)の提供が求められている.EBMには無作為比較試験(RCT)などの質の高いエビデンスが必要とされるが,RCTはリハビリテーション医療では実施しにくい場合が多い.そこで,RCTに代わるエビデンス蓄積の方法として大規模データベースがある.回復期リハビリテーション医療では,DPCのような大規模なデータベースは存在していないが,日本リハビリテーション・データベースなどがすでに構築されており,これらに基づく優れた研究も発表されている.リハビリテーション医療の質向上と,それに寄与するエビデンスの蓄積,蓄積されたエビデンスの利用のために,大規模データベースの構築とそれを活用した研究の蓄積が望まれる.
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