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報告
歩行支援ロボットを用いた脳卒中亜急性期患者の歩行可否に影響する因子の検討
Investigation of factors affected the ability to walk in subacute stroke patients using a walking support robot
宍戸 健一郎
1
,
木束地 さおり
1
,
槇川 知波
1
,
葛西 美波
1
,
大内田 友規
1
,
森内 康之
1
,
田中 聡
2
Kenichiro SHISHIDO
1
,
Saori KITSUKAJI
1
,
Chinami MAKIKAWA
1
,
Minami KASAI
1
,
Tomoki OOUCHIDA
1
,
Yasuyuki MORIUCHI
1
,
Satoshi TANAKA
2
1社会医療法人清風会五日市記念病院技術部リハビリ技術科
2県立広島大学保健福祉学部
キーワード:
歩行支援ロボット
,
ウェルウォーク
,
脳卒中
,
歩行
Keyword:
歩行支援ロボット
,
ウェルウォーク
,
脳卒中
,
歩行
pp.1291-1295
発行日 2024年11月15日
Published Date 2024/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551203654
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要旨 【背景】脳卒中亜急性期患者に対するウェルウォークWW-1000(以下,WW)を用いた歩行練習による歩行獲得に影響を及ぼす因子について身体機能に加え認知機能も含めて検討した.【対象】歩行獲得目的でWWを使用した脳卒中亜急性期患者51名.【方法】WW終了時点で見守り歩行以上の歩行を獲得した患者を獲得群,獲得しなかった患者を介助群とし,年齢,発症からWW実施までの日数,WW実施日数,WW開始時のStroke Impairment Assessment Set(SIAS)下肢,体幹,感覚の各項目,Functional Independence Measure(FIM)の認知項目を比較した.その後,有意差を認めた項目を説明変数,歩行獲得の可否を目的変数として二項ロジスティック回帰分析を行い,歩行獲得に影響する因子を抽出した.【結果】群間比較では年齢,SIASの腹筋力,FIMの表出,問題解決,記憶に有意差を認めた.二項ロジスティック回帰分析では,年齢,問題解決能力が歩行獲得の可否に影響する因子として抽出された.【結語】歩行獲得において,年齢に加え問題解決能力が予測因子であることが示唆された.
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