Japanese
English
臨床ノート
下肢麻痺の受容過程に見られる夢の1例
Dreams of a Paralytic Cancer Patient in Accepting the Illness: A Case Report.
森田 達也
1
,
井上 聡
1
,
千原 明
1
Tatsuya Morita
1
,
Satoshi inoue
1
,
Satoshi Chihara
1
1聖隷三方原病院ホスピス
1Hospice, Seirei Mikatabara Hospital
キーワード:
下肢麻痺
,
障害受容
,
夢
,
ホスピスケア
Keyword:
下肢麻痺
,
障害受容
,
夢
,
ホスピスケア
pp.569-572
発行日 1996年6月10日
Published Date 1996/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108131
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はじめに
下肢麻痺は悪性腫瘍終末期においてしばしば見られ,その受容過程は,疾患の致死性に伴う身体的,心理的危機が加わるため一層困難である.今回私たちは,悪性腫瘍によって生じた下肢麻痺の受容に際し,患者の語る夢を通じてその心理をよく理解できた1例を示し,臨床において患者の夢に耳を傾けることの有用性について若干の考察を加えて報告する.
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