第5回 リハビリテーション科専門医会 学術集会/横浜 《シンポジウム》障害者の社会復帰支援―座長/佐伯 覚・浅見 豊子
リハビリテーション専門病院から
青木 重陽
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1神奈川リハビリテーション病院リハビリテーション科
pp.382-386
発行日 2011年6月18日
Published Date 2011/6/18
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はじめに
神奈川リハビリテーション病院(以下,当院)は,神奈川県の県央域に位置する神奈川総合リハビリテーションセンター内にあるリハビリテーション(以下,リハ)専門病院である.当院で扱っているリハの疾患は,脊髄損傷,脳損傷,骨関節症(変形性股関節症の術後など)が多く,過去5年間のリハ処方数の割合で見るとそれぞれ21.0%,33.4%,37.6%となっている.脳損傷に関してみると,過去2年間の入院患者の内訳は,脳外傷が71.7%,くも膜下出血9.1%,低酸素脳症7.9%,脳梗塞・脳内出血6.7%,脳炎3.9%であり,脳外傷などによる高次脳機能障害のリハを中心に扱っている点が当院の特色の1つとなっている.以下本稿では,これらの高次脳機能障害者の社会復帰支援について,述べていくこととしたい.
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