リハビリテーション専門病院を拠点とした活動

Visiting rehabilitation practiced the rehabilitation hospital as a base.

はじめに

　訪問リハビリテーションとは「在宅の障害をもつ人で，外来リハビリテーションへの通院が種々の理由でできなかったり，通院できる範囲に外来リハビリテーションを施行できる病院・施設がないなどの理由で外来リハビリテーションの機会に恵まれない場合に，自宅に看護婦，保健婦，理学療法士，作業療法士などが訪問して行うリハビリテーション活動」^1）および，在宅で可能な限り自立した生活や社会参加ができるように支援する活動である．

　理学療法士（PT），作業療法士（OT），言語聴覚士（ST）が訪問できる制度^2-8）（表1）は，医療保険では，① 保険医療機関からの場合（在宅患者訪問リハビリテーション指導管理料），および，② 訪問看護ステーションからの場合（訪問看護基本療養費）があり，介護保険では，① 病院・診療所からの場合（訪問リハビリテーション1），② 介護老人保健施設からの場合（訪問リハビリテーション2），および，③ 訪問看護ステーションからの場合（サービスコード表の訪問看護Ⅰ5）がある．訪問看護ステーションからのPT，OT，STによる訪問リハビリテーションは，訪問が看護業務の一環としてのリハビリテーションを中心としたものである場合に，看護職員の代わりに訪問させるという位置づけのものとされているので保険制度上は訪問看護に該当する^5）．