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編集後記
藤田 郁代
pp.128
発行日 2023年6月15日
Published Date 2023/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.6001200429
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投稿規定改訂:論文の文字数の変更
本誌は,投稿される論文の内容および形式等について投稿規定を定めて運用していますが,今回,投稿規定改訂により論文の文字数が変更されました.詳しくは本誌または協会のHPに掲載されている投稿規定をご覧ください.
これまで,論文の文字数は原著,総説,症例報告,調査報告は本文(和文要旨,英文要旨,文献を含む)と図表を含め10,000字以内でしたが,今回の改訂により14,000字以内となりました.また,短報も6,000字以内から7,000字以内に変更されました.なお図表等については,これまで通りです(1個につき400字相当,8個以内).この改訂の背景には,近年,研究デザインの精密化や多様化が進み,研究の内容を10,000字以内で伝えることに苦慮する論文が増えてきたことがあります.これは論文査読の過程をみますとよくわかります.確かに言語聴覚療法の経過や効果をPICO(Patient,Intervention,Comparison,Outcome)に則して報告するには14,000字程度が必要かと思います.また実験的研究や準実験的研究において仮説の設定と検証を論理的かつ追試可能なようにまとめるには,ある程度の文字数が必要です.さらに質的研究の成果をわかりやすく報告するには10,000字以内はやや少ないように感じます.このような状況を考慮して,今回,論文の文字数が変更されました.
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