調査報告
言語発達障害・言語発達遅滞児者の現状と課題―「学齢~成人期の言語発達障害児者に関するアンケート(1次調査)」
大伴 潔
1
,
東江 浩美
2
,
飯塚 直美
3
,
内山 千鶴子
4
,
岡崎 宏
5
,
佐竹 恒夫
6
,
高泉 喜昭
7
1東京学芸大学教育実践研究支援センター
2臨床福祉専門学校
3よこはま発達クリニック
4目白大学
5栃木県立聾学校
6横浜市総合リハビリテーションセンター
7東京小児療育病院
pp.149-154
発行日 2006年12月15日
Published Date 2006/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.6001100092
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Ⅰ.目的
日本言語聴覚士協会小児言語小委員会では,2004年度に本協会正会員の所属する200施設を抽出し,言語発達障害に関する全国調査を実施した.その結果,乳幼児期から学齢期,さらに成人期に及ぶライフステージに沿った支援が広汎に行われていることが明らかになった(佐竹ら 2005).今回は,文部科学省が推進する特別支援教育への移行が始まっている学齢期と,これからより広く開拓すべき分野である成人期の言語発達障害に焦点を当て,この領域における言語聴覚士のかかわりの現状を把握することを目的として,全会員にアンケートを実施した.
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