特集 小児耳鼻咽喉科疾患のすべて ファーストタッチから専門診療へ
Ⅰ.主要徴候に対するファーストタッチ
言語発達遅滞・構音障害
土橋 奈々
1
1浜の町病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科
キーワード:
言語発達遅滞
,
構音障害
,
口蓋裂
,
難聴
,
吃音
Keyword:
言語発達遅滞
,
構音障害
,
口蓋裂
,
難聴
,
吃音
pp.269-275
発行日 2025年3月1日
Published Date 2025/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001467
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SUMMARY
▷言語発達遅滞は,年齢によって1~2年以上の遅れがあると診断されるが,早期の支援開始が望ましい.
▷言語発達遅滞を疑う場合には,まず早期に難聴がないかを確認することが重要である.
▷難聴児がASDと診断されて見逃されているケースがあるので注意を要する.
▷構音障害は,発達途上の構音の誤り(未熟構音)との鑑別と器質性構音障害を見逃さないことが重要である.
▷吃音は1~2年以上続く,悪化する,他の発達障害を併発する場合には早期に療育を開始する.
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