特集 ケアリングコミュニティと地域リハビリテーション
双方向に支え,学び合うためのコーチング研修
宮脇 健
1
1古河総合病院
pp.301-303
発行日 2020年11月15日
Published Date 2020/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003201233
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研修委員会としての活動のきっかけ
2017年8月,長谷川幸子さんの呼びかけで,5名のメンバーが集まり,初めての委員会が開催されました。メンバーは看護師,OT,ソーシャルワーカーと多職種が集まり,当然働いている環境も違えば,立場も違う人たちの集まりだったので,仕事で経験をしている知識をもとに活発な意見が交わされました。時には激しく意見を出し合う場面もありました。どのような研修がふさわしいかを検討していくなかで,1年目をしっかりやらないと,2年目につながらないと少し焦る気持ちがありながらも,ゼロからのスタートとして研修委員会が立ちあがっていきました。委員として地域でのつながり方は大切という認識のもと,地域のサポーターにつなぐ医療と福祉の連携,地域でのチーム作りをどのように行っていけばよいか,行政も動かしたい,障害者がどうやって自立していくのか? などテーマはたくさんありました。病院単体だけでサポートしていくのには限界があり,委員の中でも病院で働いて,地域で働いて初めて幅が広がったという意見も多く,そんな想いを研修会を通じて広めていく必要がありました。
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