Japanese
English
研究
高齢者に対するSpiderを用いた運動療法の即時効果の検討
The study of immediate effect of exercise using The Spider for the elderly
大沼 亮
1,2
,
大橋 弘次
1
,
早乙女 雄紀
1
,
松田 雅弘
3
Ryo Onuma
1,2
,
Kouji Ohashi
1
,
Yuki Soutome
1
,
Tadamitsu Matsuda
3
1医療法人名圭会介護老人保健施設ケアタウンゆうゆう
2埼玉県立大学大学院保健医療福祉学研究科
3城西国際大学福祉総合学部理学療法学科
キーワード:
Spider
,
高齢者
,
バランス能力
Keyword:
Spider
,
高齢者
,
バランス能力
pp.881-885
発行日 2017年10月15日
Published Date 2017/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200724
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要旨 【目的】Spiderを用いた高齢者への理学療法介入がバランス能力に対する即時効果に及ぼす影響を検討した。【対象】通所サービス利用者22名(77.4±9.0歳),「要支援1」1名・「要支援2」3名,「要介護1」10名・「要介護2」7名・「要介護3」1名とした。【方法】Spider実施前後にFRとTUGを測定した。Spider使用時(Spider条件)の運動課題はスクワット10回,30秒間足踏みとし,機器を使用せず同様の運動課題をコントロール条件とした。各条件前後で2元配置分散分析を用いて分析した。【結果】Spider条件とコントロール条件でFRとTUGとも交互作用を認め,FRは実施前よりも実施後で有意に増大した(p<0.01)。TUGは実施前よりも実施後で有意に短縮した(p<0.01)。【結語】Spiderによって要支援1〜要介護2の虚弱高齢者のバランス能力に即時的な効果が示唆された。
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