巻頭言
地域で暮らす人工呼吸器ユーザーとしての「地域とのかかわり」—今の私にできること
押富 俊恵
1
1NPO法人ピース・トレランス
pp.408-409
発行日 2020年1月15日
Published Date 2020/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003201133
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私は病気になる前は回復期リハビリテーション病院勤務のOTでした。2006年「重症筋無力症」という全身の随意筋に脱力や筋力低下が起こる神経難病を発症。長期の入院生活ののち,人工呼吸器を装着した重度障害者となって自宅に戻ってきました。そして,10年以上が経った現在は,地域で暮らす人工呼吸器ユーザーであり,NPO法人ピース・トレランスの代表を務めています。
ピース・トレランスは,2016年に地域の仲間と一緒に立ち上げました。支援する側と支援される側の両方の立場を経験している者として,その経験や知識,当事者目線で気がついたことなど,地域福祉の諸問題についてさまざまな啓発活動を行っています。
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