Japanese
English
調査報告
入院関連機能障害(HAD)予防へのリハビリテーションスタッフの取り組み
An approach to prevent hospitalization associated disability by rehabilitation members
水谷 浩也
1
,
岡 実
1
,
前川 彩
1
,
細野 千尋
1
,
宮﨑 智史
1
,
牛場 万紀
1
,
長谷川 修
1
Hiroya Mizutani
1
,
Minoru Oka
1
,
Aya Maegawa
1
,
Chihiro Hosono
1
,
Satoshi Miyazaki
1
,
Maki Ushiba
1
,
Osamu Hasegawa
1
1特定医療法人同心会遠山病院リハビリテーション室
キーワード:
入院関連機能障害
,
急性期病院
,
ADL低下
,
リスク評価
,
早期リハビリテーション
Keyword:
入院関連機能障害
,
急性期病院
,
ADL低下
,
リスク評価
,
早期リハビリテーション
pp.153-158
発行日 2019年5月15日
Published Date 2019/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003201066
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Abstract:急性期病院の入院患者は,リハ開始の遅延によりしばしば入院関連機能障害(HAD)を生じる。当院では入院早期に,病棟看護師に次いでリハスタッフがHAD発症のリスク評価を行い,リハが必要と判断されたときには,すみやかに医師に情報提供するHAD発症予防システムを構築した。入院日に病棟看護師が記載したADLスクリーニングシートと栄養・摂食嚥下スクリーニングシート,退院調整スクリーニングシートを用いて,関連各職種に自動的に評価依頼がなされるものである。システム導入後と導入前年同時期の各5カ月間を比較すると,リハ依頼件数が増加しただけでなく,入院後早期にリハが開始され,結果として在院日数の短縮(p<0.01)につながるとともに,Barthel Index利得も増加傾向となった(p=0.09)。
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