Japanese
English
短報
リハビリテーション早期介入による入院期間短縮への取り組み
Approach to shorter the hospitalization by early rehabilitation
前川 彩
1
,
水谷 浩也
1
,
岡 実
1
,
宮﨑 智史
1
,
長谷川 修
1
Aya MAEGAWA
1
,
Hiroya MIZUTANI
1
,
Minoru OKA
1
,
Satoshi MIYAZAKI
1
,
Osamu HASEGAWA
1
1特定医療法人同心会遠山病院リハビリテーション室
キーワード:
入院時スクリーニング
,
リハビリテーション部門
,
DPC入院期間Ⅱ
Keyword:
入院時スクリーニング
,
リハビリテーション部門
,
DPC入院期間Ⅱ
pp.722-725
発行日 2020年6月15日
Published Date 2020/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551201952
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要旨 医療の質向上とdiagnosis procedure combination(DPC)入院期間Ⅱ以内での退院数増加を目標に,入院患者全体に目を向けてリハビリテーション室が関与できるさまざまな取り組みを行った.まず,① 年齢70歳以上,② 要介護の介護認定,③ 安静度が病室内歩行以下の3項目でスクリーニングし,各病棟担当者が病室などで運動機能を評価後,リハビリテーションの必要性を退院調整看護師や担当看護師に伝え,必要と考えられる場合には担当医師にリハビリテーションオーダーを依頼する,入院時スクリーニングである.対象患者へのリハビリテーション職員の入院早期からの積極的介入に加えて,合同カンファレンス参加による多職種との情報共有,DPC入院期間Ⅱを意識した退院への意識づけなど,多部署の協力により病院機能改善への取り組みを行った.その結果,リハビリテーション依頼件数の増加とDPC入院期間Ⅱ内の退院率改善が得られた.スクリーニングにより早期介入したリハビリテーション患者の増加と,合同カンファレンス参加による他部署への適切な情報提供と連携強化が,DPC入院期間Ⅱ内の退院数増加に貢献したと考える.
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