Japanese
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研究
訪問リハビリテーション利用者と訪問リハビリテーション専門職への調査からみえた福祉用具に対する認識の相違と問題点—リハビリテーション専門職による福祉用具選定の拡充のために
Perception gaps and issues on assistive devices observed in a survey for patients and professionals of home-based rehabilitation: to make the professionals fulfilling their device selections
伹野 修理
1,2
,
出口 弦舞
3
,
東畠 弘子
4
Shuri Tadano
1,2
,
Genbu Deguchi
3
,
Hiroko Higashihata
4
1山王病院リハビリテーションセンター
2桜新町アーバンクリニック
3国際医療福祉大学
4国際医療福祉大学大学院
キーワード:
訪問リハビリテーション
,
利用者
,
福祉用具
Keyword:
訪問リハビリテーション
,
利用者
,
福祉用具
pp.417-424
発行日 2023年4月15日
Published Date 2023/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203353
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Abstract:以前より,リハ専門職による福祉用具への関与の拡大の重要性が説かれている.一方で,先行研究より福祉用具貸与を受けている訪問リハ利用者には新たな福祉用具の提案と受け入れが困難と考えられた.そこで,訪問リハ専門職と訪問リハ利用者に自記式質問紙で福祉用具に関する意識について横断研究を行った.結果,訪問リハ利用者は新たな福祉用具利用に消極的であるが,訪問リハ専門職は福祉用具選定にかかわりたいと両者で相違があった.また訪問リハ専門職は福祉用具の使い方指導に関与できており,福祉用具の使い方指導は訪問リハ利用者の福祉用具利用意向およびリハ専門職の認識と関係があった.しかし,訪問リハ専門職は福祉用具選定に関与できておらず,訪問リハ利用者の福祉用具に対する理解不足と介護保険制度の体制が理由と考えられた.訪問リハ専門職が福祉用具選定の機会を拡充するには,福祉用具の使い方指導を基盤として取り組む必要があることが示唆された.
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