Japanese
English
研究
介護予防におけるフラダンスの有効性の検討
Consideration of the Validity of the Hula in Nursing Prevention
笹野 弘美
1,2
,
備酒 伸彦
3
,
平野 孝行
4
Hiromi Sasano
1,2
,
Nobuhiko Bisyu
3
,
Takayuki Hirano
4
1一般社団法人Mahana
2神戸学院大学大学院総合リハビリテーション学研究科
3神戸学院大学総合リハビリテーション学部
4名古屋学院大学リハビリテーション学部
キーワード:
介護予防
,
フラダンス
,
運動継続
,
立ち上がり
,
FR
Keyword:
介護予防
,
フラダンス
,
運動継続
,
立ち上がり
,
FR
pp.80-85
発行日 2019年3月15日
Published Date 2019/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003201046
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Abstract:介護予防におけるフラダンス(以下,フラ)の有効性の検証を目的とした。60〜70歳代のフラ未経験女性18名に対し,週1回60分のフラレッスンを実施し,最後まで継続できた14名を対象に,レッスン開始前・レッスン開始から3カ月ごとに36カ月間の運動機能・動作機能・能力を比較し,立ち上がり,Functional Reach Test(FR)に統計的有意差が認められた(p<0.05)。また,有意差は認められなかったが,片足立ちにおいて改善傾向が見られた。さらにBMI,握力,股外転筋力,Timed Up & Go Test(TUG),反応時間,つぎ足,Elderly Status Assessment Set(E-SAS),Mini-Mental State Examination(MMSE)の平均値においては介入前から介入後36カ月まで大きな低下は見られなかった。これらより,フラは体幹・股関節周囲筋の筋力維持・強化に有効であり,介護予防に有効な手段であると考える。さらに,介護予防には運動の継続が重要であるが,18名中14名が36カ月継続できていることからもフラは介護予防の有効な手段であることが示唆された。
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