連載 神奈川県立特別支援学校での内部専門家としての専門職の活用・第6回【最終回】
特別支援学校における自立活動教諭(専門職)によるチーム学校の促進
石隈 利紀
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1東京成徳大学大学院心理学研究科
pp.944-947
発行日 2018年12月15日
Published Date 2018/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003201020
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神奈川県は,障害のある子どもを含めすべての子どもの教育的ニーズに応える「支援教育」を柱に,積極的に教育改革を進めてきた1)。1990年代からは特別支援学校の教諭を対象とした「スクールサイコロジスト養成講座」(個別教育計画に基づく教育と地域支援の研修)が行われ,2004年から「教育相談コーディネーター研修」が実施され,支援教育の実施を担う教員の育成に力を入れてきた。そして2008年からはPT,OT,ST,心理職が自立活動教諭(専門職)として特別支援学校に配置された。教員のチームワークを強化しながら,特別支援教育に関連する専門職を学校に導入することは,まさに「チーム学校」の先駆けであり,今後のモデルとなる。本校ではチーム学校の視点から,神奈川県の特別支援学校における自立活動教諭(専門職)の意義について検討したい。
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