特集 これからの学校医~いろいろな子ども集団との連携
各論
先進的な取り組みの紹介 養護教諭からみた学校医の仕事
佐草 佐恵子
1
,
山本 康子
2
SASO Saeko
1
,
YAMAMOTO Yasuko
2
1練馬区立練馬東中学校
2東京都養護教諭研究会 会長
pp.407-409
発行日 2024年3月1日
Published Date 2024/3/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001569
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はじめに
学校保健安全法に基づき,学校には学校医が置かれている。本校にも学校医3名(内科・眼科・耳鼻科),学校歯科医,学校薬剤師がいる。とくに,小中学校の内科学校医は,学区域のクリニック医師が多く,兼務せず1校を担当している。しかし,すべての学校を小児科医が担当しているわけではなく,実際に,数校経験している養護教諭でも小児科医の学校医と初めて遭遇したというのも珍しくはない。平成27(2015)年度に日本小児科医会が行った調査によると,学校医に占める小児科医は25.1%,内科医は74.9%とのことだった1)。
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