連載 訪問リハに役立つフィジカルアセスメント—“気づき”と“療法士判断”・第19回【最終回】
これからの訪問リハビリ
堀田 富士子
1
1東京都リハビリテーション病院 医療福祉連携室
pp.529-533
発行日 2018年7月15日
Published Date 2018/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200907
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
本連載も今回で最終回となりました。
療法士判断としてクリニカル・パール(ビーズ?)を伝えられればと意気込んでおりましたが,いかがでしたでしょうか。医学的な知識,社会保障制度など学ぶべきことはたくさんありますが,何よりも重視すべきなのは他の職種とうまく協働することです。筆者は協働とは“分業”と“連携”だと考えています。つまり,専門性を追求することを分業,そしてそれが有機的につながること,“連携”でより大きな広がりを持った結果を出せるのではないかということです。
回復期リハビリ病院であれば,連携相手はリハビリ専門職同士,主治医や担当看護師でしょう。地域では医療とケアが混然と提供され,連携相手はケアマネジャーや訪問看護師をはじめとする介護保険関連スタッフ,あるいは福祉行政へと広がります。
Copyright © 2018, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.