特集 災害と地域ケア
被災地の訪問看護の今とこれから―それぞれにできることを考える
角田 直枝
1
1茨城県立中央病院・茨城県地域がんセンター
pp.720-724
発行日 2011年9月15日
Published Date 2011/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101973
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東日本大震災では、すでに多くの支援が被災地に届いたが、今でもなお避難生活を送る10万人近いのひとがいる(6月30日時点)。災害直後の急性期は過ぎ、地域住民の健康を守るために、生活のなかでの看護が必要な時期となった。本来ならそこで機能を発揮すべき訪問看護ではあるが、なかなかそれらの期待に応えられない。
そこで、訪問看護の現状はどうなのか。報道されることの少なかった訪問看護師の体験を、彼女たちの言葉を借りながら伝えようと思う。そして、被災地の訪問看護を支えるために、それぞれができることを考えてほしい。
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