Japanese
English
調査報告
病院-在宅連携における課題 2014〜2016年度ケアマネジャーへの実態調査
Cooperation between Hospitals and Community Cares Services for the Elderly:Surveys of care managers from 2014 to 2016
平井 誠
1
,
野村 忠雄
1
,
帯刀 長勝
1
,
浦田 彰夫
1
,
山本 浩二
1
,
堀田 啓
1
,
坂本 尚子
1
,
吉野 修
1
,
橋本 二美男
1
Makoto Hirai
1
,
Tadao Nomura
1
,
Nagakatsu Taito
1
,
Akio Urata
1
,
Koji Yamamoto
1
,
Hiromu Hotta
1
,
Naoko Sakamoto
1
,
Osamu Yoshino
1
,
Fumio Hashimoto
1
1富山県リハビリテーション支援センター(富山県リハビリテーション病院・こども支援センター)
キーワード:
病院-在宅連携
,
実態調査
,
退院調整ルール
,
情報の質
,
評価指標
Keyword:
病院-在宅連携
,
実態調査
,
退院調整ルール
,
情報の質
,
評価指標
pp.459-463
発行日 2018年6月15日
Published Date 2018/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200890
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要旨 【目的】地域での病院-在宅連携の進捗状況と現状の課題について明らかにすること。【方法】富山県内すべての地域包括支援センター,居宅介護支援事業所,小規模多機能型居宅介護,グループホームのケアマネジャーに質問紙を郵送した。2014年6月,2015年10月,2016年10月に退院した利用者の連携状況について指標を用いて調査した。【結果】2015年度および2016年度の入院時情報提供率は2014年度に比べ,有意に高く(p<0.0001),2016年度の退院調整率は2015年度に比べ,有意に高かった(p<0.0001)。ケアマネジャーの病院訪問率,退院前のカンファレンス開催率,退院時要約提供率については3年間で変化がみられなかった。【結語】地域の病院-在宅連携には入退院時の連携率の増加だけでなく,退院時の情報の質が重要である。そのためには病院訪問,カンファレンス開催,退院時要約提供をすすめる必要がある。これら5つの評価指標は,医療・介護連携の課題や対策を考えるうえで有効と思われる。
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