連載 訪問リハに役立つフィジカルアセスメント—“気づき”と“療法士判断”・第6回
訪問リハにおける倫理的問題—臨床倫理4分割法から考える
堀田 富士子
1
1東京都リハビリテーション病院 医療福祉連携室
pp.492-495
発行日 2017年6月15日
Published Date 2017/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200630
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はじめに
地域での臨床は倫理的ジレンマの連続です。訪問リハでの療法士判断にも倫理的課題への対応が必要になります。それぞれの倫理的問題は複雑で多面的です。それらを具体的にどのように対処すべきか,そのツールとして臨床倫理4分割法を前回話題にしました。医師・看護師であれば医学的適応だけ,療法士はQOL,ソーシャルワーカーは社会的側面のみなど,倫理的問題は立場によってある面だけが強調されやすいものです。まずは医療者が陥りやすい倫理的問題をお示しします。
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